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諮問委員会(UNSGAB)について
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水と衛生に関する諮問委員会について

背景

2000年末時点で、全世界の11億人が安全な飲料水にアクセスできず、24億人がトイレや下水道などの基本的な衛生施設を利用することができない状況にあると言われています。その結果、毎年350万人の人々が水や衛生に関する病気によって亡くなっています。

こうした水と衛生問題に世界が一致協力して取り組むため、2000年9月の国連ミレニアム宣言、及び2002年9月に持続可能な開発に関する世界首脳会議(WSSD)のヨハネスブルグ行動計画(JPOI)で合意されたミレニアム開発目標(MDGs)の一つとして、水と衛生に関する課題の明確な数値目標が定められました。

この水と衛生に関するミレニアム開発目標(MDGs)とは、「2015年までに、安全な飲料水及び衛生施設を継続的に利用できない人々の割合を半減する」ことです。この水と衛生に関する目標は、乳幼児死亡率の削減、極度の貧困の撲滅や男女の平等の推進といった他のミレニアム開発目標を達成するためにも、その達成が極めて重要なものです。しかし、一方でこの壮大な目標の達成のためには、膨大な人的、物的資源の動員、多くの機関や市民社会の協力、そのための原動力としての市民意識の高揚が不可欠です。

こうした背景のもと、国連「水と衛生に関する諮問委員会」は、水と衛生に関するミレニアム開発目標の達成を始めとする水と衛生に関する課題の進展を目指し、国連事務総長に助言し、水と衛生に関する人々の意識を高め、国際社会に働きかけるために国連事務総長によって創設されました。


設立及び活動の経緯
  1. 本諮問委員会は、コフィ・アナン国連事務総長(当時)の自らの発議により創設されました。アナン氏より橋本龍太郎元総理 (元第3回世界水フォーラム運営委員会会長) に「水と衛生に関する諮問委員会」の議長への就任依頼(2004年2月)がありました。
  2. 同年3月22日の世界水の日に、同事務総長より諮問委員会の設立が発表されました。
  3. 諮問委員会の委員は、世界中のさまざまな分野から、閣僚経験者や国際機関の長を務めた有識者、NGOの代表など21名の委員で構成されています。
  4. 第4回世界水フォーラム(2006年3月、メキシコ)において、諮問委員会行動計画(橋本行動計画:HAP)を発表しました。
  5. 現在(2007年8月)までに8回の会合を開催、第4回世界水フォーラムでの議長の基調講演やアフリカやアジアの水担当大臣との対話の実施など、世界の水問題への意識高揚等、を図るとともに、具体的解決策を探るため6つのワーキンググループによる活動を実施しています。
  6. 橋本前議長のご逝去の後、2006年12月にオランダ国のウィレム・アレキサンダー皇太子殿下(オレンジ公)が議長に就任されました。
  7. 2007年1月に潘基文 国連事務総長就任後、同事務総長より諮問委員会に対して委員会活動の継続発展を要請されました。
  8. 現在、橋本行動計画(HAP)に基づき、世界の水問題解決に向けた様々な活動を実施しています。


諮問委員会の使命

国連「水と衛生に関する諮問委員会」(UNSGAB)は、独立した組織として、以下の使命を持っています:
  • 国連事務総長への助言
  • 国際的な対話への提言
  • マスメディア等を通じた国際的な意識喚起
  • 国際、地域、国家各レベルにおける政策決定者への意識高揚及びそれらとの協働
  • ミレニアム開発目標達成に向けた諸活動

目的

特に、諮問委員会は下記について焦点を置き活動を実施しています:
  • ミレニアム開発目標(MDGs)とヨハネスブルグ実施計画(JPOI)の達成に向けた水と衛生への資源の動員
  • 水と衛生に関する課題の政治的プレゼンス確保
  • 水と衛生に関する目標達成に向けた進捗状況の評価
  • 政府や国際社会における水と衛生に関する活動のモニタリング能力強化

諮問委員会設置に関するプレスリリース




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